文字とか絵とかもうなんでもありのたらたらブログ。 主に創作や版権感想など。予告なく過激表現が出現する危険もあります。御了承ください。
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やーき肉やーき肉たーべほーだーい♪ 割り箸も割り放題♪ (元ネタわかる人いますかね?)
というわけで、大学の友達と焼肉の食べ放題行ってきました。約2000円で六品90分。 美味しかったです。 あと、最近のプリクラの科学力にびっくりしました。スゲーダレコレベツジンジャン! GTの最終戦がとうとう明後日に迫ってきました。とてもドキドキします。興奮します。 興奮しながら、自分的には奇跡に近い連続更新。 ついに三人目の人物登場、事態は進展……しないかも。 続きからドゾ。 =========================================================================== 不意に武東と京花、どちらのものでもない声がして振り向くと、奥の部屋への戸口に、武東と入れ替わりに休憩に入っていた、先輩である渡良部 圭一が立っていた。律儀に歯磨きをしていたのか、片手に歯ブラシを持っている。 「あ、渡良部先輩、事件ですっ」
「アンタ、」
猫が、と言いかける武東に構わず、渡良部は京花に視線を向けた。
「…何で来た。」
元々少し目付きの悪い渡良部の表情に、微かに険が宿ったのを見て、武東は内心ドキリとした。
一見少し怖そうに見える渡良部だが、彼は本来、人にそんな口を利く人物ではない。
渡良部と、京花。見た目であまり年齢が変わらないように見える二人だが、もしや何かあったのだろうか。
しかし内心ドキドキしている武東や、険悪な渡良部の眼差しに構わず、京花はおっとりと微笑んだ。
「あら、いらしたんですか。お久し振りです、渡良部さん。」
渡良部の表情が実に嫌そうに変わった。
「こっちは出来れば会いたくねぇんだが――、何しに来たんだ?」
「うちの猫が誘拐されたので、助けて頂こうと伺ったんです。」
「はァ、猫、ねえ……」
益々嫌そうな顔をして、渡良部は持っていた歯ブラシを置いて武東の前に歩み出た。
「どの口が言ってんだ。」
いつの間にか、渡良部は京花を真剣な表情で見据えていた。
「あんただったら、こんなトコ来なくても、家の駒使えば楽に見つけられるだろ。ここは、アンタが来るような場所じゃない。迷惑だ、帰れ。」
「ちょ、先輩!」
言っていることも事情もまるで飲み込めないが、流石に言いすぎだと武東は本気で肝を冷やした。が、京花は一向に気にした様子も無く、相変わらず微笑んだまま「あら、だって」と右手を頬に添えた。
「きちんとした犯罪は、警察にお任せするのが一番でしょう?」
「……き」
きちんとした犯罪って、何ですか。
元よりずっと黙っていた武東だったが、遂に心の中でも絶句した。
このヒト、強い。
しかし、さすが経験の差か、渡良部の立ち直り、というか切り替えは早かった。
「……わかった。」
心中にある様々な思いを吐き出すように大きなため息をついて、渡良部はくるりと武東の方を向く。
「武東。」
その声は、もう既に普段どおりの落ち着いた調子を取り戻していた。思わず武東の背筋が伸びる。
「は、はいっ!」
「いってらっしゃい。」 「は、はいっ!?」 PR この記事にコメントする
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