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文字とか絵とかもうなんでもありのたらたらブログ。 主に創作や版権感想など。予告なく過激表現が出現する危険もあります。御了承ください。
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頭が痛すぎてパーンてメルトして、

とりあえず

死んでしまいそう!(メルト風に)

にゃ、雪崩です。

肩こりで頭から眼球まで痛くて鎮痛剤飲んだら気持ち悪くなっちゃった☆

死んでしまいそう!(メルry)


……とにかく、ちょっと限界が近いような、もうちょっと我慢できるような。
以下超愚痴なので反転。気分を悪くされても知りません。とにかくちょっと言わせて。

まあ、今日キレちゃったんだけどね。だって親がわかってくれないんだもん。
ちょっと所属団体の金融事情にキレ気味に弱音吐いたら逆にキレられたし。 ワケワカンネ

とどのつまりが、「だったら奨学金で勝手に学校行けよ!」  ワケワカンネえええええ!

まあ、もうどうでもいいよ。
今日は久々にうちねこ更新します!(敬礼!)

今回は、ワタラベさんががんばってます。

なんか、うけてんだか引かれてんだかわかんないけど、とにかくやっちゃえ!
どんとこい自己満足!
ひゅー!

うちねこ7








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その頃渡良部は、京花の家に届いた脅迫状を持って、顔なじみの鑑識官の元を訪れていた。
彼とは渡良部の新人時代の先輩の友人、という関係で、割と融通が利く相手だ。
「……つう訳で、コレから何が出るのか、調べて欲しいんスけど。」
「キミね、久々にこんな所来たと思ったら、また変な事件だねえ。」
渡良部が挨拶もそこそこに用件を述べると、鑑識官清水 久志は細い目を更に細めて楽しそうに脅迫状を広げた。
「なに?カスカベの猫が誘拐で脅迫状?あはは、なにそれ。値段(・・)は付いてないの?期限も?アハハ、馬鹿じゃない?キミの後輩、武東くんだっけ。可哀想にねえ、彼。」
能天気なことを無駄に喋りながらも、手際よく清水は器具を準備していく。
「ねえ、ワタベくん。」
「ワタ()ベ、っす。」
「いいんだよ。僕とかあいつから見たらキミはまだ渡部で十分。……で、今日は急いでるの?」
「はい、そうッス。」
頷いて、渡良部はこっそりとため息をついた。勝てない。
清水の言うあいつ、とは渡良部の先輩のことである。新人時代、その先輩にしごかれて渡量部は育ったのだ。
その先輩の友人、という関係で清水とは知り合い、何かあるとこうして渡良部は足を運ぶ。
清水が渡良部をワタベ、と呼ぶのは、その先輩がそう呼ぶからである。いつまでも頭の上がらない相手だ。
そしてもう一つ。
「じゃあぱっぱと見てみるから、そこら辺で待っててよ。ホラ、僕のコレクション、見せてあげるから。」
清水 久志は、腕は良いが、ものすごい変人である。
ハイ、と彼の『コレクション』が収められた箱を渡されて、渡良部はもう一つ大きなため息をついた。
この中に何が入っているのか、渡良部はよく知っている。あえていうなれば地獄である。
開けたくない。
初めて開けたあの日のことは、未だにトラウマだ。
こっそり箱を適当な棚の上に置いて、渡良部は清水の背中を見つめた。
既に彼は真剣な様子で顕微鏡を覗き込んでいる。確かに腕は確かなのだ。
「あれ。」
唐突に清水が妙な声を出した。
「ねえ、ワタベくん、ワタベくん。」
「何かありましたか?」
手招きされて近付くと、清水はウン、といって顕微鏡から離した。
「この、[金 を 出 セ]の、[]の所なんだけどね。」
そういうと、清水は手際よくその文字を台紙から剥離していく。
「ああ、周りにしか糊付けていないんだあ。楽だねー。いいねえ。」
呑気なことを喋りながらも作業はあっという間に済み、文字の切り抜きはあっけなく台紙から除けられた。
「はいどーぞ。」
「これ……」
渡良部は清水の手元を覗き込んで呆然とした。そこにあったのは、黒い、渦巻き模様。
「指紋じゃないすか……なんで」
「ほらあれだよ。ちょっと湿った手で新聞触ると黒くインク付いちゃうでしょ。それで付いちゃったんだねえ。何指かな?たぶん人差し指だと思うんだけど。」
「いや、そうじゃなくて。」
渡良部は何故(・・)指紋(・・・)()くっきり(・・・・)付いて(・・・)いる(・・)モノ(・・)()その(・・)まま(・・)送って(・・・・)きた(・・)()()()と言いたいのだ。
普通に考えて、馬鹿だろう。まあ、猫の誘拐という大本からして人を喰った話ではあるのだが。
「なんで指紋が堂々と付いてるの送ってくるんスか。」
「さあね、まあ(・・)いい(・・)()、て思ったんじゃないの?上手く切り抜きで隠してるしさ。」
「んな。」
「どうでもいいよ、そんなこと。僕はこれからコレをコンピューターに取り込んでデータ照会しなきゃ。これには少し時間が掛かるよ。あともう少し脅迫状自体も調べたいしね。だからさ、ワタベくん、いったん派出所に帰ってなよ。データそっちに送るからさ。」
忙しいでしょ、人気者のお巡りさんはさ、と笑って、清水は渡良部の肩を押した。
「またあとでね。」
「そんなら……じゃあ後はお願いします。特に指紋は結果が出次第お願いします。早急に送ってくださいよ。」
「わかったわかってるって。趣味は仕事以上にちゃんとやるんだ、僕は。頑張るんだよ、ワタベくん。武東くんに宜しくね。」
皆で今度飲もうねー、そうですね、などと挨拶を交わして、渡良部は慌しく鑑識を後にした。
「武東今何やってんだろな。」
 
今頃必死で頑張っているであろう後輩、武東のことを思いながら。
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小説とか漫画とか、色々色々。
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