文字とか絵とかもうなんでもありのたらたらブログ。 主に創作や版権感想など。予告なく過激表現が出現する危険もあります。御了承ください。
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一昨日、魔のテスト記念日でした。
「キミがこの日が良いねといったから 今日はテスト記念日」 バカかあああ! (誰もそんなこと↑言ってない) とにかく、テスト勉強の労力とあわせたら、そこそこ出来ていた?ハズ。 テスト勉強の労力をあわせなかったら… … … まあ、単位は取れんじゃねえ? まあ、一応勝ったというか… …買ったというか… ちょっと迫り来る読書中毒の禁断症状に負けちゃって・・・ 二日で五冊って、しかも普通に本屋で買っちゃうって、何て恐ろしいんだろ・・・!(財布的な意味合いで) お買い物リストは以下の通り↓ バッカーノ! 1933 上 バッカーノ! 1933 下 バッカーノ! 1934 上 バッカーノ! 1934 中 バッカーノ! 1934 下 素直にバッカーノ買いましたっていえよ!って突込みが入ってる気がするけど気にしない。 むしゃくしゃしてる時には丁度いいんだよ! 爽快★です。 ちょっと殺戮だけどな★ でー、なんか、アニメになってて、DVDがでてて、その初回限定版に、特典小説が、ついて、いるって…! 気付くのが遅かった(涙) くそう、読みたいじゃないかあ!! だれかくれないかな… そんなアホいことをおもいつつ、久々のうちねこ更新です。 えーと、これで八回目。 ゴールはいまだ見えません(笑) ===================================================================================== 「いるかな……」 武東はこれで合計十五件目の家のチャイムを押していた。
今まで話を聞くことが出来たのは九件。そのうち六件が黒丸の姿を見ている。
巨大な黒猫はこの近所では有名らしく、情報は意外と簡単に集まった。
「あのー、すみません。」
「はあい、あら、おまわりさん?……うちが何か?」
この家には幸運にも人がいた。出てきたのは、四十代後半と思しきショートカットの女性だった。
「いやいや、違いますよ。猫を探しているのですが……」
そう事情を簡単に説明して、京花から預かった写真を見せると、「あら。」と女性は目を丸くした。
「黒丸くん。」
「ご存知ですか?」
「ええ。カスカベさんの所の黒丸君。この近所では有名ですもの。」
「で、今日も見ましたか?」
勢い込んで尋ねると、女性は少し首を傾げてから目線を宙に向けた。
「あら……そういえば、今日は見ていない気が……」
「え、いつもは見るのに今日は見ていないんですか?」
「はい。あ、でも、声は。」
「こえ?」
聞き返すと、女性は一つ頷いた。
「そう。声は聞こえたんです。何かと喧嘩するような、ギャーって声。黒丸くんは体が大きいから声も特徴的で。目立つんです。それで、今日黒丸君の声が。でも、相手の声が聞こえないからそういえば不思議だとは思ったんですよね。」
「そ、それで?」
「それで……しばらくしてドタバタ音や黒丸くんの声がいきなりピタッと止んで、それっきり。方向は多分、その右側の路地だと思いますよ。十一時くらいのことだったかしら。」
「なるほど、貴重な情報、ありがとうございます!」
心の中で万歳を叫びながら、武東は丁寧に礼を言ってその家を辞した。
今の話は恐らく黒丸が誘拐されたその時の音だ。
誘拐現場は、右側の路地、と言っていたその場所に違いない。
「ここが……」
そこは、三方を塀に囲まれた狭い袋小路だった。
武東は屈み込み何か手がかりはないか地面に目を凝らす。
そして、見つけた。
「あ、魚の死体。」
正確にはそれは煮干しだった。地面にバラバラと散らばっている。
「これで猫を釣ったのか……。」
武東はポケットから小さなビニール袋を取り出してその中に煮干しを入れた。証拠品、その一だ。
「もし、おまわりさん。」
「わ!?」
他にも何か落ちていないかと地面をきょろきょろ見回していた武東は不意に背後に聞こえた声に、どきりと背骨を立てた。 PR この記事にコメントする
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