文字とか絵とかもうなんでもありのたらたらブログ。 主に創作や版権感想など。予告なく過激表現が出現する危険もあります。御了承ください。
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うわっちゃー、危うく三日坊主どころか二日坊主になるところだった。
あっぶなー。 今日は特になにもなく、引きこもりしてました。ほんとに何もなかったな(…) 暇をもてあまして、今までの自分の文章、イラストをチェック。 (´V`;) うわー、はずかし! いろいろな問題がある! かと思うと今じゃ書けないような良い設定があったりする! まさにカオス!混沌の世界や! ……こつこつ、手直ししていきたいと思います。 今日は、そんな手直し品の中から、ちょっとしたこわい(?)話を。 話の舞台が冬なんで、少しは涼しくなるかな? ありきたりかもしれないんで、どっかでネタがかぶっていたら、ごめんなさい。 続きから、 姉さん 本文へどうぞ。 あらあら、こんな遅くにどうしました?え?ああ、吹雪で。それはそれは難儀でございましたねえ。こんなところでよかったら、どうぞ一晩ごゆっくり。今、お食事をご用意いたしますから。
生憎とこのようなものしか出せませんで、申し訳ございませんです。その代わりといっちゃあ何ですが、ここいらではちょいと有名な小話でも如何です?何、そんな怖いもんじゃあありませんよ。他愛ない御伽噺でございます。
いえね、これは丁度今日みたいな吹雪の晩に小さな妹一人を遺して死んじまった可哀相な女の話なんですが。その女は大層な恨みを呑んでいてね、しかもその女の死体はねえ、なんと、そのまま犬に喰われちまったんですよ。そしたら、おかしなことがおきた。その女の死体を喰った犬がねえ、なぜだか人間のようなことをするんですって。髪を梳かすわ、着物を着ようとするわ。それで、誰かが気づいたんですよ。ああ、こりゃああの女の魂が乗り移ったんじゃあないかって。それで、その女の妹に確かめさせたら、やっぱりそうだって言うんでねえ。でね、ちょいと可哀相な話だけど、物は試しだって言うんで、その犬をね、今度は熊に喰わせてみたんですよ。ひょとしたら、女の魂が熊に入るんじゃないかってね。そしたらね、なったんですよ。女の魂は、熊の中に入ったんです。それからね、その女は熊の中に入ったまま、小さい妹と一緒に生きているんだそうです。それで、この話は御仕舞いでございます。お粗末ですが。
え?女の魂が入った熊と、妹はどうしているのかって?……さあ、何しろ御伽噺でございますから。どうしているんでしょうねえ。……あら、お顔の色が。え?この鍋は何鍋かって?ええ、精のつく熊鍋ですねえ。あら、気分が悪い?それはいけませんね。御床を延べましょうか。意識が遠くなる?あらあら。
……おかえりなさい、姉さん。 PR この記事にコメントする
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