文字とか絵とかもうなんでもありのたらたらブログ。 主に創作や版権感想など。予告なく過激表現が出現する危険もあります。御了承ください。
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今日、ホント久々にほおずき笛をつくりました。
小さい頃ぶり(*^U^*)上手く出来ました!ほおずきにはビタミンが入ってるから、夏ばてに良いんですよね♪ 根性と忍耐は要るけど、面白かったです。 先日所用で新潟の山へ行ったのですが、星がとっても綺麗でした。 と、いうことで今日の話は、星の話。 本当はもう少し詳しく、長くしたかったのですがあっさりで。続きから、星 本文へ。 休暇に実家に帰った。 田舎は夜が早いから夜九時にもなれば皆寝てしまうけれど、私たちには眠気の欠片も起こらない。
だからなんとなく、縁側に出てみた。
虫の音しか聞こえないひっそりとした暗闇。
そして空を見上げれば――澄んだ空気を証明する満天の星空。真っ黒のカンバスに白い点、赤い点、青い点、点点点点点点点点点点点点点点点点点点点。
……少し、気味が悪い程に。
「あれが……蠍座。」
白い指が赤い星を心臓とする一群を示す。
「あの中心の赤い星は、アンタレス。」
「星座って羊飼いの少年が考えたんだっけ。」
「うん。そう言われている。」
「きっとその頃はまだ、星は生き物だったのね。」
「それってどういうこと?」
声の調子が少し下がった。眉を顰めているだろう様子が、ありありと想像できる。
「昔の人々は、星の動きに自分たちの運命を見ていた。星の瞬きは只の光の点滅以上の価値を持っていた。星は、人間と共に生きていたのよ。それが今はどう?科学のメスを入れられて星の輝きは只の大気の揺らぎ、空気摩擦に成り下がってしまった。」
「でも、それが事実だ。」
至極まじめな一言に、くつくつと忍んだ笑いが愉快そうに響いた。
「ジジツ、ね。そうやって科学のメスを入れられて、神秘の魅力は消えていく。」
「でも、だからこそ地球は発展していく。」
「ハッテン。こうやって背中が寒くなりそうなほど凄まじい星を見ながら、星は宇宙のチリが爆発して生まれた、なんて聞きたい?」
「…………」
「神秘は、閉ざされているからこそ美しい。」
ぽつりと抑えた声が響いて、虫の音だけが残った。
沈黙。 幽かに、星は揺らめく。 沈黙。
沈黙。 沈黙。PR この記事にコメントする
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