文字とか絵とかもうなんでもありのたらたらブログ。 主に創作や版権感想など。予告なく過激表現が出現する危険もあります。御了承ください。
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書いた!手探りで!
じゅくこー のはなし。 ちなみに設定としては、 主人公:特になし 塾形態:個人指導 人数 :バイト5人位+塾長 ですかね。 日によってバイト人数はいたりいなかったり。 折りたたみからどうぞ。 ----------------------------------------------------- すべての授業が終了した、指導記録の記入作業時間の一コマ。 「私ね、はっきり言って数学が無理なんですよ」 「そうか」 「私、大学では英米文専攻なんですよ」 「へえ」 「高校では赤取ったことあるんですよ」 「大変だったな」 「だから私が言いたいのはですねえ、」 べんっ、と桜庭 ももか は書きかけの指導記録を叩いた。 「軍所さんの頭の中はどうなっているんですか、ってことですっ!」 その言葉に、それまで顔も上げずに生返事を続けていた軍所 葵がようやく顔をあげた。 「……そこに繋がるのか?」 「だってえ、軍所さんて歴史系ですよね?」 「文学部歴史学科日本史専攻だな」 「なのに軍所さんの指導履歴ときたら……英語国語に数学に社会理科!きゃー、全教科対応って、レベル高いですよ」 「そうか?」 ちなみに ももか は英語中心の国語数学サブ。 他のメンバーも、塾長でさえ ももか と似たり寄ったりだ。 「一体どうやって捌いてるんですか?」 「別に、テキスト読んで教えてれば」 「えー」 それだけじゃないでしょー、とあからさまに不満の声を上げるももかに、軍所は「まあ、」と肯く。 「……仕方ない、必殺技を教えてやる」 「え!」 キラ、と瞳を輝かせる ももか に伝授された必殺技。 「これはもう一回、次の先生に訊きなさい」 「……」 「俺にも限界があるんだよ。理系は特に。それは根津とか塾長に任せる」 「そういえばそのコメント、たま~に見ますね。軍所さんの」 「……私立高校受験のレベルを嘗めたら怖いぞ」 「うわあ」 大学生の限界、許してください。 ===================================== 桜庭 ももか:三年生 英語中心 国語 数学 軍所 葵 :四年生 社会英語中心 全教科対応 PR |